長崎大卒業式1956人 卒業生代表・中山さん「すべての人々に感謝」

笑顔で記念写真に納まる卒業生=長崎ブリックホール

 長崎大の卒業証書・学位記授与式が25日、長崎県長崎市茂里町の長崎ブリックホールであり、学部生・大学院修了生計1956人が社会への一歩を踏み出した。
 永安武学長は「皆さんの知識と熱意、想像力は世界にとって貴重な資源。自信を持って前に進み、未来への挑戦を楽しんでほしい」とあいさつした。
 卒業生を代表し、歯学部歯学科の中山穂香さん(25)は答辞で、新型コロナウイルス禍に翻弄(ほんろう)された学生生活や病院実習を振り返り、「共に励まし合った学友の支えなしに卒業の日は迎えられなかった。先生方や家族、在学中に関わったすべての人々にお礼申し上げる」と述べた。
 内訳は学部卒業生1566人、大学院修了生390人。2020年度に新設した情報データ科学部は最初の卒業生87人を輩出した。
 医学部医学科と歯学部を除く学部卒業生の就職率(1日現在)は昨年を1.4ポイント上回る95.7%、県内就職は234人。

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