「はばたく中小」長崎県内5社、経産省で授賞式 優れたビジネスモデル構築

受賞者を代表してあいさつする早田代表取締役(右)=経産省

 中小企業庁は、優れたビジネスモデルを構築して飛躍的成長を目指す本年度の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」を選定。長崎県関係で入った5社のうち、農産品加工食品製造、販売のアイル(平戸市)が14日、分野別の代表として斎藤健経済産業相から感謝状を受けた。
 300社は「事業再構築・生産性向上」「海外展開」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」など5分野で選定。アイルは「事業再構築-」で選ばれた。同社は規格外野菜を活用し、ペースト状にした野菜シート「ベジート」を開発して製造、販売。フードロス対策やサステナブル(持続可能)農業、農業従事者の高収益化を可能にしたなどと評価された。
 経産省で授賞式があり、早田圭介代表取締役は「中小企業は大企業以上に伸びしろがあり、大きく飛躍するとき、経済の原動力になることが多々あったのではと思う。これまで以上に支援を賜りたい」などと受賞者代表であいさつした。

 ほかに選定された本県関係企業は次の通り。
▽事業再構築・生産性向上=たつみ産業(佐世保市)福栄(島原市)湘南サンライズ工業(工場・西海市、本社・神奈川県)▽DX=アドミン(長崎市)

© 株式会社長崎新聞社