日産自が5%超安、中計発表も「物足りない」との声

[東京 26日 ロイター] - 日産自動車が一時5.2%安の595円まで値下がりした。午前9時54分現在、プライム市場の値下がり率第3位となっている。25日、2026年度(27年3月期)までの中期経営計画を発表したが、「物足りない印象があり、売りが先行しているのではないか」(国内証券・ストラテジスト)という。

同社は、同年度までに電気自動車(EV)などの電動車16車種、内燃機関車14車種の計30車種を投入し、世界販売は23年度(24年3月期)比で100万台増やす。生産の効率化などでコスト競争力を向上させ、営業利益率6%以上を目指す。

一方、足元の株式市場では為替動向への関心が一段と高まっており、「ドルが152円台で推移すれば介入があるのではないかという警戒感もある。152円以上のドル高/円安はないとの見方が、自動車株など輸出関連の重しとなっている面もあるだろう」(同)との指摘もあった。

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