岩手銀行、田口幸雄会長が勇退へ 後任は置かない見通し

田口幸雄氏

 岩手銀行(岩山徹頭取)の田口幸雄代表取締役会長(70)が勇退する方向となった。後任の会長は置かない見通し。今後、取締役会などを開き、正式に決定するとみられる。

 田口氏は二戸市出身で、東北大卒。1977年に岩手銀に入行し、企画や支店長など銀行業務の各分野を幅広く経験した。2010年常務取締役、13年専務取締役を経て14年に代表取締役頭取に就任した。

 収益力の強化や新型コロナウイルス禍に苦しむ企業の資金繰り支援、デジタル技術の活用を推進したほか、秋田銀行(秋田市)との包括業務提携締結を主導した。22年から現職。

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