うのすまい・トモスが5周年 釜石、記念マルシェにぎわう

綿あめなども振る舞われ、会場は大いににぎわった

 岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)町のうのすまい・トモスで24日、5周年記念マルシェが開かれた。東日本大震災の教訓を伝えるとともに、憩いの場にもなるように願いが込められた施設。飲食や雑貨などの出店のほか多様な催しもあり、親子連れら多くの来場者でにぎわった。

 市内外から32店が出店。綿あめやポップコーンなどが振る舞われ、地元の釜石東中の1、2年生約40人によるソーラン節や、鵜住居虎舞が会場を盛り上げた。

 釜石高の生徒有志による防災・震災伝承活動グループ「夢団(ゆめだん)~未来へつなげるONE TEAM~」は、オリジナルの防災すごろくなどで子どもと遊び「災害用伝言ダイヤルは」「親の電話番号を忘れる。1回休み」などと読み上げながら、有事の備えを伝えた。

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