天満屋女子陸上部の武冨豊監督退任へ「五輪6大会に女子マラソン日本代表を送り出す」後任は山口衛里氏【岡山】

天満屋女子陸上部は、3月31日で武冨豊監督が退任し、現ヘッドコーチの山口衛里氏が4月1日に監督に就任すると発表しました。

武冨監督は、2000年シドニー五輪に山口衛里、2004年アテネ五輪に坂本直子、2008年北京五輪に中村友梨香、2012年ロンドン五輪に重友梨佐、2021年東京五輪に前田穂南と、五輪5大会の女子マラソンに日本代表を送り出し、2024年パリ五輪日本代表に前田穂南が内定しています。

武冨監督は、「チーム発足の1992年8月にヘッドコーチとして入社、4年後に監督の重責を任され『育てるチーム作り』をモットーに全力疾走の32年間でした」

「選手はもとより、ご家族、高校・大学の先生、チームドクター、チームスタッフ、会社のフロント・従業員、その他多くの皆様のご支援があってこそ、選手とともに成長できた監督業だったと思っております」

とのコメントを発表しています。

4月1日に監督に就任する山口衛里氏は、1993年に入社。2000年シドニーオリンピック女子マラソン日本代表として7位入賞。2022年から天満屋女子陸上部のヘッドコーチを務めています。

山口氏は
「武冨監督が『育てるチーム作り』をモットーに率いてきた創部32年の歴史と実績のあるチームを引き継ぐこととなりました」

「『継承と未来への挑戦』を掲げ、地域をはじめ、応援してくださるたくさんの方々に感動と元気を届けられるチームにしていきたいと思います」

とコメントしています。

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