【MLB】「まだ答えるべきことがある」大谷翔平、“4つの最大の疑問”について現地メディアが指摘

ドジャース大谷翔平投手が、元通訳の水原一平氏の違法賭博疑惑について、試合前に11分を超える声明を発表。新しい通訳の隣で、日本語のメモを読み上げるかたちで行われた。

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■声明発表も、深まる疑念

現地メディア『FANSIDED』は、大谷が記者の質問を拒否した点と、カメラの立ち入りが許可されなかった点に注目。今回の声明では、“4つの最大の疑問”が解消されていないとし、「ショウヘイ・オオタニには、まだ答えるべきことがある」という見出しで記事を投稿した。

同記事では、「オオタニの供述は彼は完全に無実であり、ミズハラがすべての責任を負っていることを示唆していた」としながら、第1の疑問を提唱。「ではなぜ質問を避けたり、メディアから隠れるのか。完全に無実であると主張する人物にしては奇妙な行動だ」と疑念を抱いている様子だ。

続けて、「自身の銀行口座から膨大な金額がなくなっていることに気づかなかったのか」という点だ。なぜ銀行は大谷にこの事実を知らせなかったのか、大谷が承認しないまま、どのように多額の金が振り込まれたのか、なぜ大谷陣営の誰一人もこの事態に気付かなかったのか、疑問を打ち出し、「オオタニがまったく関与せず多額の金が消え去るというのは、常軌を逸している」とした。

第3の疑問として挙がったのは、大谷の銀行口座に水原氏がどのようにアクセスしたのか、だ。記事では「彼らが親友であることは知っているが、銀行口座へのアクセス権を他人に与えるだろうか」とし、大谷がパスワードを教えたか、水原氏が推測したのか、二段階認証を設定していなかったのか、水原氏がアクセスしたとして、大谷に通知が来なかったのかと、色んな可能性を示したうえで、「オオタニが質問に応じなかったことで、より奇妙に感じる」と語った。

最後に、4つ目の疑問として「なぜ途中で話が変わったのか」を挙げた。当初、大谷の代理人は大谷が水原のギャンブルによる借金の返済に同意したと語っていたが、その後大谷は支払いに一切同意せず、水原がお金を盗んだと矛盾した報道が生まれた点を指摘。大谷の真意が知りたいと締めた。

なお、4つ目の疑問については、大谷も声明内で言及。大谷の代理人は、水原氏から「(水原氏の)友人の借金の肩代わりとして支払った」と聞いていたが、開幕戦後の韓国のホテルで「ウソを付かれていたいたことを初めて知った」としている。

大谷は28日(同29日)にカージナルスとの米国開幕戦を迎える。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)

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