中国CATL、テスラなどへ電池技術ライセンス供与へ協議=米紙

[25日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)用電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は、米国工場を建設する代わりに電池技術のライセンスを供与する方向で、米テスラなどの自動車メーカーと協議している。曽毓群(ロビン・ゼン)会長が米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで明らかにした。

25日付の同紙によると、協力の規模やライセンス供与する技術の詳細についてはまだ協議中で、テスラのキャッシュフローに左右される。

また、CATLとフォード・モーターの既存のパートナーシップが他の自動車メーカーとの同様の協力でモデルになるという。

フォードは昨年11月、CATLがライセンス供与する技術を使用することから米議員らが批判していたミシガン州のEV向け電池工場について、投資規模を縮小すると発表した。

フォード、CATL、テスラはロイターのコメント要請に現時点で応じていない。

ブルームバーグニュースが曽氏に行ったインタビューによると、CATLはテスラ向けに、より高速充電が可能な電池の開発に取り組んでいるほか、米ネバダ州のテスラ工場に機械を供給している。

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