群馬・伊勢崎市の上矢島米岡線、念願の580メートルが開通

念願の完成を祝ってテープカットする関係者

 群馬県と伊勢崎市が整備を進めてきた境地区の都市計画道路「上矢島米岡線」で25日、境東交差点以南の区間約580メートルが開通した。同市南部の工業団地と、国道17号や国道354号とのアクセスが向上する。開通式典が開かれ、関係者が計画決定から60年を経た念願の道の完成を祝った。

 同線は1964(昭和39)年に都市計画道路として決定された。旧国道354号以北は先に整備されたが、南側は未整備だった。

 新区間は2017年度から事業を開始し、7年かけて完成した。新道は幅16~19メートルで、車道に加えて自転車道と歩道を整備。周辺道路の渋滞解消や、通学する子どもたちの安全確保が期待できる。

 式典で臂泰雄市長は、新たな物流の幹線の完成を喜び「この道路を活用した町づくりを進めていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットし、午後2時に開通した。

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