「リビングの松永さん」中島健人&髙橋ひかるがクランクアップ。夜中のサプライズに「さすがにうれしすぎるわ」

フジテレビ系で放送中の火ドラ★イレブン「リビングの松永さん」(火曜午後11:00=関西テレビ制作)が、本日3月26日に最終回を迎える。このほど、主演の中島健人とヒロインを務めた髙橋ひかるがクランクアップ。レギュラーメンバーのサプライズを受けて、中島が男泣きした。

「リビングの松永さん」は、岩下慶子氏の同名漫画が原作。さまざまな世代の男女が共に暮らすシェアハウスに住むグラフィックデザイナーの堅物アラサー男子・松永純(中島)と、ひょんなことから同じシェアハウスに同居することになったピュアで一生懸命な恋愛偏差値「3」の女子高生・園田美己(髙橋)が、時に衝突し、時に助け合うことで互いを認め合い成長していくラブコメディーだ。シェアハウスのメンバーとして、Snow Man向井康二藤原大祐大久保桜子黒川智花も共演している。

栃木県足利市で、中島と髙橋は2人のシーンで撮影終了の時を迎えた。

髙橋は「ほんまに寒い中、お疲れさまでした。撮影の2カ月半、あっという間で、こんなに楽しくて、こんなにカット割りが多い現場も初めて(笑)。勉強も楽しいことも、この現場がすごく青春でした。超楽しかった! お疲れさまでした!」と笑顔であいさつ。

続いて、「松永純役、中島健人さんオールアップになります!」のコールが響き、「お疲れさまでした!」とねぎらいの言葉と拍手に包まれた。

そこに、向井が花束を抱えて、藤原と共に「おめでとうございます!」と登場すると「えっ? うそー!!」と喜びを爆発させる中島と髙橋。この日、クランクアップを迎えたのは午前4:00過ぎ。1週間以上前にオールアップしていた向井と藤原が、サプライズで足利まで駆けつけたのだ。都内から車で片道1時間半はかかる場所。まさかの事態に「マジか! ちょっと待って、え~、うっそ、ホントにごめん。さすがにうれしすぎるわ」と、中島の目には涙がにじんだ。

中島はあらためて「11月の末から12月、(今年)1月の撮影中、『リビング~』の現場とともに、僕個人としてもいろいろな節目を迎えていた、そういうタイミングでした。自分自身、立ち続けることがものすごく大変ではあったんですけど、『リビング~』の現場があることで、ホントに救われました」と語りながら、感情があふれ出して思わず言葉につまる瞬間も。そんな中島の肩を、向井が優しくトントンとたたいていた。

さらに、「こんなに温かい現場に支えられていることが、自分が続けられる大きな源に、力になりました。『リビングの松永さん』という現場が、今の自分にあって本当にうれしかったし、心より感謝しています」と話し、加えて「作品は1人では作り上げられないことも、あらためてこの作品を通して思いましたし、最高の温かい仲間に巡り会えたことが、20代最後の僕の連続ドラマ主演として誇らしいものだと思っています。こんなすてきな作品にで出合わせていただいてありがとうございました。ちゃんとしっかりとした強い未来を、皆さんと一緒に見られて行けたらいいなと思ってますので、こんな座長に皆さんついて来てくださって感謝しています。本当にありがとうございました! 最高でした! ありがとう!」と感謝の言葉を伝えつつ、最後にシャウトして締めくくり、すべての撮影が終了した。

最終回の見どころに関して、中島は「想定外の最終回。ラストシーンは松永らしい選択をします。視聴者の方も、いい意味で期待を裏切られるんじゃないかなと思ってます」と意味深。また、「向井康二が松永のまねをしているシーンが好きなんだよね。松永がシェアハウスを出て行った後に、健太郎がミーコに『テマパ(手巻きずしパーティー)やるぞ』って、松永の雰囲気をわざとかもし出しながら誘うシーンがあって。自分のいないシーンだったけど、実はリハーサルを見学して全部見ていて…。で、全部面白かった(笑)。めちゃめちゃ松永を研究しているヤツの芝居だった。松永として見ても、中島健人として見ても、面白かったので、ぜひ楽しみにしてもらえれば」と見どころに触れた。

そして、Sexy Zoneが歌う主題歌「puzzle」についても言及。「いろいろな人から『この歌詞はグループの状況について書かれてるの?』と言われるんだけど、この歌詞は『リビングの松永さん』のシェアハウスに向けた歌詞。だからシェアハウスって、ある種グループみたいなもんなんだなと。Sexy Zoneにも共通項がめちゃくちゃあるし…。そう考えた時に、今の自分たちにもすごく重なる曲で、メンバー一人一人の胸を打つような楽曲にもなったし、ドラマを見てくれる視聴者の方々に松永さんの、シェアハウスのすてきさが伝わるような楽曲でもある。だから『リビングの松永さん』とSexy Zoneっていう、この二つをつなぐ楽曲、それが『puzzle』なんだなと思った」と思い入れたっぷりに述べた。

最後に、「松永って、生まれ変わってるんだよね。一度、心を閉ざしてから、また自分らしさを取り戻すということをしているんですよ。だから、進化する松永のように、自分もこれから進化していく。この役にたくさんのエネルギーをもらえた気がします。あらためて周りの方に感謝しようと、再認識できたドラマでもある。今回、共演者の方に、座長がまとめてくれたとか、リーダーとか、そういう言葉をいただいた今の自分は、きっとこれからの活動に、その言葉たちが生かされていくんだろうなと思っている」と多くを得たドラマ撮影を、前向きなコメントで総括した。

最終回。「ミーコとはもう会えない」と衝撃的な一言を残し、松永はシェアハウスを出て行った。あまりに突然のことにショックを受けながらも、健太郎らの前で気丈に振る舞う美己。しかし、無理をしていることは一目瞭然で、見るに耐えられなくなった健太郎は、松永が出て行った本当の理由を打ち明ける。それは、いかにも松永らしい理由だった。松永の本当の気持ちを知った美己は、ますます会いたい気持ちを募らせ、松永がいなくなった部屋で涙をこらえる。しかし、追いかけてきた凌の前でついに涙がこぼれ、その姿を見た凌もまた、胸の奥に隠していた美己への気持ちがあふれ出てしまう――。

シェアハウスメンバー全員に「あなたにとって『リビングの松永さん』とは?」と問うと以下のコメントが。

中島 「ふかふかのソファー。どんなに疲れても、最上級の癒やしをくれる作品でした♡」

髙橋 「実家! とてつもなく安心感があります(笑)。キャストもスタッフも全部含めて、みんなのことが大好きです」

向井 「俺のもう一つのリビングでしたね!」

藤原 「第2の実家。キャストスタッフの皆さんと作品自体の温かさで、現場に来ると安心するし、違うお仕事をしてこの現場に戻ると、なんか帰ってきた感があって。終わっちゃうと、寂しいな…。今、一人暮らしを始めるみたいな感覚です」

大久保 「“寒い時期に飲むホットココア”ですかね。現場がとにかく温かかったですし、本当に心温まるような甘いストーリーでもあるので、 『リビングの松永さん』は、本当に温かい場所だなと思いました」

黒川 「私にとって『リビ松』チームの皆さんや視聴者の皆さんと、思い出をシェアできる大切な作品になりました。スタッフ・キャストの皆さんとかけがえのない時間を過ごせた事に感謝です!」

複雑に絡み合っていた複数の恋が、ついにクライマックスを迎える最終回。果たしてシェアハウスメンバー5人の恋の行方は!?

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