青森市のねぶた団地「ラッセランド」で、大型ねぶた用の小屋がけが早くも始まっている。25日は穏やかな天候の下、作業員が屋根部分にシートを張る作業などを行った。
小屋がけは例年4月初旬に始まるが、記録的な暖冬となった今季は作業前の除雪が必要なく、今月16日に始まった。
現在はアスパム西側に設置する15棟分の作業を行っており、25日は組み立てが終わった骨組みの屋根部分に作業員がシートを広げ、慎重に固定していた。
建設会社の現場責任者・相川亮さん(69)は「安全第一でいい建物を造り、ねぶた師の皆さんに引き継ぎたい」と話した。
8月2~7日に開催される今年の祭りには、現時点で大型ねぶた22台が出陣予定。小屋がけはアスパム西側の15棟、同東側の3棟分を先行し、全22棟の完成は5月中旬を予定している。