多幸感満載なダンスシーン 夢見る若者たちの青春群像ミュージカル「夢見びと」本編映像

2024年4月13日より劇場公開される、イギリス出身・日本在住で映画監督と会社員を兼業するKenjo(ケンジョウ)が監督・脚本を務めた長編デビュー作「夢見びと」から、本編映像の一部が公開された。

本編映像は、とあるバーで友人とパーティを楽しむカナコ(森川由樹)が、場になじめずに一人でいるマサ(川口高志)を担ぎ出そうと、誘いをかける場面から始まる。照れくさそうに誘いを拒否するマサの気持ちを盛り上げるため、カナコはキレのあるダンスと伸びやかな歌声を披露。アップテンポなメロディにのせて華麗なパフォーマンスを繰り広げる。カナコたちの誘いに怪訝(けげん)な表情を見せるマサだが、活気に満ちたカナコたちに引き寄せられるようにそのあとを追っていく。奥手なマサの心が、歌とダンスによって少しずつ解きほぐれていくシーンとなっている。

本作の音楽を担当した稲葉瑠奈は、国内外で活躍するピアニストであり、本作でシアトル映画祭のサウンドトラック賞を受賞した。振付は、プロダンサーとして多くのメディアに出演しながら、海外にも活動の場を広げる平山さゆりが担当している。

「夢見びと」は、夢見る若者たちの青春群像ミュージカル。恋愛に奥手で独身の売れない漫画原作者マサ(川口高志)は、危篤の父を元気づけようと、レンタルファミリーで偽装妻を雇う。一方、マサに”妻”として雇われた女優のカナコ(森川由樹)は、さまざまな偽りのキャラクターを演じる日々を過ごしているが、歌手になる夢を抱えながら理想と現実のはざまで思い悩んでいた。こうして”ニセの夫婦”としてマッチングした2人はマサの父の見舞いに向かうが、ひょんなことから”妊娠”というウソまで重ねることになってしまう。マサの父や親族の前では、“もうすぐ子供が生まれる夫婦”としてその場限りで振る舞い続ける2人だったが、思いがけずマサの父の容態が回復し、2人の偽りの関係にほころびが生じ始める。

【作品情報】
夢見びと
2024年4月13日(土)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
配給:モクカ
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