江口のりこ&中条あやみ 兵庫県知事を表敬訪問 「あまろっく」の舞台となった尼崎に感謝

2024年4月12日より兵庫県で先行公開、4月19日より全国公開される、江口のりこ、中条あやみ、笑福亭鶴瓶が家族を演じる映画「あまろっく」の公開に先駆けて、主演の江口のりこと中条あやみが、3月25日に、兵庫県の齋藤元彦知事を表敬訪問した。

表見訪問は、本作の舞台となった尼崎での撮影協力のお礼と、今後の映画の応援のお願いすべく行われた。訪問では江口から、「尼崎市を中心に撮影をしていた映画「あまろっく」へ、撮影時の兵庫県の多大なご協力に感謝します」と御礼を伝え、続いて中条さんも「商店街で撮影した際に、みなさんがフルーツを差し入れてくださったりと、街の中で皆さんにご協力いただいた映画だと思いますし、その良さが映画の良さにつながっていると思います。ご協力いただいた皆さんには感謝でいっぱいです」と、撮影中にお世話になった尼崎市民への感謝の気持ちを伝えた。

「MOVIXあまがさき」で行われた応援試写会にも参加した齋藤知事は、「撮影期間中はコロナ下ということもあり大変な時でしたが、みんなの思いが詰まっている作品になっていると感じました。先日、尼崎で応援試写会を行ったのですが、すごく盛り上がったんですよ。笑いあり、涙ありで素晴らしい心温まるロックな映画でした!兵庫県から全国に広がって欲しいと思います!」と応援の言葉を送った。

兵庫県姫路市出身の江口は、尼崎の印象について聞かれると、「町全体に育ててもらっているような映画です。私は兵庫県出身ですが、「尼ロック」は初めて聞きましたし、尼崎の人に聞いても知らなかったです。実際に行ってみると思ったよりこぢんまりしていました。今回、初めて行きましたが駅前にお花畑もありますし、街がとても綺麗なうえに、モノが安い! 撮影で行った尼崎城もめちゃくちゃ綺麗でした。それにうどん屋さんがとても美味しかったです!いい街やなぁと思いました。この映画は尼崎の街が隅から隅まで入っている、尼崎や兵庫の人に喜んでもらえるのが一番です。私自身、兵庫県で生まれ育って大好きな場所なので、こうやって来られたことをうれしく思っています」とコメント。

また、大阪市天王寺出身の中条は、「尼崎は古き良き所と新しいところがあり、いい街ですよね。撮影の合間に神社にお参りに行ったり、定食屋に行ったりもしました。ボランティアで神社の掃除をされている方もいらっしゃり、街のみなさんが街を守っている温かな街でした。この映画は家族の物語だけど、街全体に家族を育ててもらっているような感じで、尼崎の人と人とのつながりの温かさがそのまま映画に映っていると思います。尼崎の皆さんのご協力の元でできた映画ですので、尼崎の皆さんに面白がってもらえたら嬉しいです。そこから全国の皆さんにも家族っていいなといった温かみを感じていただけるように、この映画を届けたい。面白かったらまわりにアピールして、広めていただけると嬉しいです」と、思い出深い尼崎のエピソードを披露した。

表敬訪問後のフォトセッションでは、「ひょうごフィールドパビリオンアワード」と称して、「あまろっく」の受賞を発表。齋藤知事が、“手作り段ボールオスカー像”を驚く二人に贈呈した。斎藤知事は、「朝から30分かけて作った、SDGsのオスカー像です」と照れ笑い。映画の本編や主題歌のユニコーンの「アルカセ」のMVにも登場するおでん屋台前でも、記念撮影を行った。

「あまろっく」は、尼崎を舞台に、39歳の独身娘、65歳の能天気な父、20歳の父の再婚相手の3人家族が繰り広げるコメディ。尼崎で育った39歳の近松優子は、人生を仕事にささげてきたが、理不尽なリストラで失業。以来、実家でニートのような生活を送っていた。かたや、父の近松竜太郎は町工場を経営するも、「人生に起こることは何でも楽しまな」を口ぐせにご近所さんと遊んでばかり。そんなが父が突然再婚すると言い出し、しかも連れてきた早希はなんと20歳だった。自分よりもはるかに若い義母を受け入れられない優子をよそに、竜太郎と早希との想定外の共同生活がはじまる。

主演は、近松優子役の「愛がなんだ」などの江口のりこと、早希役のモデル・女優として活躍する中条あやみ。正反対の2人をつなぐ父親役を、落語家で、MC、映画、ドラマとボーダレスに活躍する笑福亭鶴瓶が務め、関西出身3名によるタッグが実現した。監督は、本作が長編映画第二作目となる中村和宏。

【作品情報】
あまろっく
2024年4月12日(金)兵庫県先行、4月19日(金)新宿ピカデリー他 全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024 映画「あまろっく」製作委員会

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