中国、アフリカの人々の「安心な水」利用を支援

中国、アフリカの人々の「安心な水」利用を支援

 【新華社北京3月26日】中国の建設関係者はここ数年、「中国の技術」や「中国の経験」を携えて次々とアフリカ大陸に足を踏み入れ、水利、干ばつ対策、給水に関連する施設の建設を請け負ってきた。簡便で効率的な飲用水処理・供給システムにより、安全で衛生的な飲み水を提供し、より多くのアフリカの人々が、長く待ち望んできた「安心な水」を飲めるよう手助けしている。

 アンナ・エマニュエルさんは、タンザニア北部の都市、アルーシャに住んでいる。現地の住民は水の安全問題に悩まされてきたが、中国インフラ大手の中国電力建設集団が建設を請け負ったアルーシャ新給水システムプロジェクトが昨年完成し、市内40万人の生活用水の需要を満たすようになった。

 エマニュエルさんは「水道が通っているので、以前のように汚れた水を使わず、清潔で安全な水で洗濯や料理、食器洗いができるようになった。多くの問題を解決してくれたこのプロジェクトに心から感謝している」と話した。

 ケニアでは、中国建設大手の中国建築が整備したナイロビ給水パイプラインプロジェクトが、地元の人々からナイロビの給水の「生命線」と呼ばれている。プロジェクトは全長約60キロで、昨年8月にパイプライン部分の段階的な引き渡しが完了。ナイロビと沿線の住民300万人が長年直面してきた水不足問題を大幅に改善するとともに、地元に500人近い雇用を創出した。(記者/華洪立、王沢、曽濤、代賀)

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