XR×フライトレースが融合した新時代のモータースポーツ 『AIR RACE X』が2024年シリーズ開催を発表

STYLY株式会社が開催する『AIR RACE X(エアレース・エックス)』の2024年シリーズが開催決定した。

■『AIR RACE X』とは

『AIR RACE X』は、xR技術とフライトレースを掛け合わせた新しい形のモータースポーツだ。パイロットたちは世界各地に散らばる拠点で、規定のレーストラックを実際に飛行、機体に搭載されたセンサーによってフライトデータを集約する。最高時速400km、最大重力加速度12Gという過酷な環境のなか、レース専用小型機の操縦の正確さとタイムをリモート形式で競い合う。

さらに、この記録されたフライトデータをもとに渋谷を含む各地のホストシティ、そのバーチャル空間上にレースを再現。ヘッドマウントディスプレイやスマートフォンを空にかざすことで飛行の様子を実際に観ることができる。

フライトシミュレーターではなく、実際に飛行したデータを利用しているため、「リアルっぽい」のではなく、まさしく「リアルな飛行」をxR空間で観ることができるのが醍醐味だ。

2024年シリーズは、世界中から8名のパイロットが参戦。5月と9月にはオンライン配信で観戦できる「リモートラウンド」が、10月にはオンライン配信に加え、XRでも観戦できる「デジタルラウンド」の計3レースが行われる予定だ。

「デジタルラウンド」では、ホストシティの実際の街並みに合わせてレーストラックが設計される。決勝トーナメントでは、空間レイヤープラットフォーム『STYLY』のxR技術によって機体がホストシティの街中に出現し、観客はスマートフォンやヘッドマウントディスプレイ等を通じてレースを間近に観戦することができる。

また、今シーズン新たに創立された「リモートラウンド」は、特定のホストシティの設定はなく、物理的な制約が少ないため、多様なレーストラックが設計され、チームの戦略とパイロットの操縦技術がさらに試されることになる。どのようなレースが展開されるのか、今から要注目だ。

(文=リアルサウンド編集部)

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