Accsoon 、iOS用「SeeMo 4K」HDMIアダプター発売。4Kストリーミング、モニタリング機能、垂直映像を強化

Accsoonは、iOS用「SeeMo 4K」 HDMIアダプターを発表した。新モデルでは新たにUHD 4K HDMI入力を提供し、すべてのiPhoneとiPadが4Kストリーミングが可能な高度なプロフェッショナルオンカメラモニターとして利用可能となる。SeeMo 4KをHDMI経由でカメラに接続し、付属のLightningまたはUSB-CケーブルでiOSデバイスを接続し、Accsoon SEEアプリをロードすることで利用が可能。

外出先で4Kストリーミング

4KカメラとSeeMo 4K、そしてiPhoneがあれば、YouTubeやその他の人気ストリーミング・プラットフォームに、4Kビデオを直接ストリーミングできる。セットアップはシンプルかつ軽量で、あらゆるクリエイターに新たなクリエイティブの可能性を提供するという。SeeMo 4Kは、スタジオでも、外出先でのストリーミングでも、同じように使用可能。小型で軽量なので、ポケットに忍ばせておけば、いつでも利用できるという。

SeeMoとiOSデバイスは完全にケーブル接続されているため、iPhoneまたはiPadのWi-fi接続とデータ接続の両方が、ストリーミングやアップロードのためにインターネットに接続するための空き領域となる。

仕組み

SeeMo 4Kは、カメラからのHDMI出力を、無料のAccsoon SEEアプリを実行するiOSデバイスが表示、録画、ストリーミングできるフォーマットにエンコードする。SeeMo 4Kは、23.98/24/25/29.97/30fpsの2160p、最大60fpsの1080p、最大60fpsの720pに対応し、最大限の多様性を実現。アプリは従来のモニターに匹敵する低遅延で画像を表示する。

4Kビデオの録画はH.264フォーマットで、最大20Mbpsで直接デバイスのカメラロールに保存される。カメラロールに保存されたビデオは、他のiPhoneのビデオと同じようにiMessage、Airdrop WhatsApp、Messenger、Eメールで共有可能。また、カメラのメイン映像のバックアップとして使用したり、時間がないときにビデオを編集するために使用することもできる。

SEEアプリのアップデート

無料SEEアプリの最新バージョンでは、SeeMoシリーズにいくつかの重要な新機能が追加された。

  • 90°、180°、270°のビデオ回転による録画とストリーミング
    垂直方向の動画オプションを必要とするソーシャルメディア・ユーザーに適した機能で、特にVlog撮影中に画面上の画像を反転させる既存の機能と組み合わせることができる。
  • カスタムLUTをLogエンコードされた映像に「書き込み」可能
    iOSデバイスに録画したり、iOSデバイスからストリーミングしたりすることも可能。これにより、クリエイティブなルックを簡単に追加したい短納期の作業において、クリエイティブの可能性が広がるという。
  • クリエイティブLUTとは独立して使用できる、表示用のセカンダリー・キャリブレーションLUTを追加(オプション)
    ハイエンドのキャリブレーションデバイスを利用できるユーザーは、iOSデバイスで最高レベルの画面精度を実現できるという。
  • SRT(Secure Reliable Transport)プロトコルの追加
    より高品質で低遅延なビデオストリームを実現。上級ユーザー向け。

Accsoon SEE アプリは、現在入手可能な最も強力なモニタリング・ソリューションの一つに発展したという。iOSデバイスのタッチインターフェースを最大限に活用し、様々なツールに素早くアクセスできる。画面上をタップするだけで、フォーカスのチェック、LUTSの表示、波形やゼブラの表示、アナモフィックビデオのデスクイーズ、グリッドの表示、オーディオレベルのチェックが可能。

より良いフォーカスチェックのための4K

4K信号がiOSデバイスに入力されるため、拡大機能を使用する際により高い解像度が得られる。これは、正確なフォーカスが必要な場合、特に高速レンズやフルフレームカメラを使用する場合に便利だという。最新のiPhoneとiPadは、色精度と解像度が高く、最も高価なシネマグレードのプロダクションモニターを除くすべてのモニターを上回るレベルのスクリーンを使用している。画像はより鮮明でクリーンであり、超高ピクセル密度で、もはや個々のピクセルを目で検出することはできないという。SeeMo 4Kは、軽量でポータブルでありながら、これらのスクリーンをフルに活用するという。

iOSデバイスを充電

SeeMo 4Kは、ソニーのNP-Fタイプのバッテリーで数時間駆動することができる。また、Lightning、USB-C経由でiPhoneやiPadを同時に充電することも可能。必要に応じてマイクや小型オンカメラライトなど、他の低消費電力USBデバイスを充電するのに便利なUSB-C出力も追加されている。

内蔵SDカードリーダー

SeeMo 4KにはSDカードリーダーも内蔵されており、USB-CのiOSデバイスとの間で写真、ビデオ、その他のファイルの転送に使用できる。これは、Wi-fiやBluetoothを使ってカメラから画像を転送するよりも素早く、面倒が少ない場合が多いので便利だという。なお、SeeMo 4KからSDカードに直接動画を記録することはできない。

内蔵SDカードリーダーはUSB-CのiOSデバイスに対応

サイズと重量

SeeMo 4Kの重量は115.7g(バッテリー、マウント、ケーブル含まず)、サイズは92mm×54mm×46.3mm。iPhone用の専用クランプとAccsoonのコールドシューマウントが付属。また、AccsoonのPowerCages for iPadを使用して、ほとんどのiPadにマウントすることも可能。

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