障子など破壊のサークルに神戸大が「厳重、厳正なる対処」発表 処分決定まで活動停止、弁済は旅館と相談

神戸大学の非公認サークルが春合宿で旅館の障子や天井を壊していた問題で、同大は2024年3月25日、「学生の不適切な行為についてのお詫び」と題する謝罪文を公式サイトで発表した。

発表によると、このサークルは、バドミントン同好会「BADBOYS」(バドボーイズ)。3月10~16日の春合宿で破壊行為を行い、写真や動画がSNS上に掲載された。

過去の宿泊先トラブルや未成年飲酒は調査中

教育担当理事や同好会の顧問が旅館に出向いて謝罪し、同好会の会長ら数人から聴き取り調査をしているとした。そのうえで、「大学としての調査結果をまとめた後、厳重、厳正なる対処を行います」と明らかにした。最終的な処分が決定するまでの活動停止を大学から通告したともした。

学生らの行為については、「被害を受けられた宿泊施設の皆様には大変ご迷惑をおかけするとともに、多くの方にご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

神戸大では、同じ日に会見を開いており、その報道によると、春合宿には、大学院生や卒業生も含めた62人が参加していたという。過去にも、宿泊先でトラブルがあったと報じられており、未成年飲酒の疑いも出ているが、これらについては調査中だとした。

学生らは、旅館へ謝罪に行きたい意向を示しており、被害の弁済についても旅館と相談しているという。

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