シャットダウンとスリープ、どっちが節電に効く? 富士通に聞いてみると意外な回答が…

※写真はイメージ

パソコンから離れる際、シャットダウンとスリープモードのどちらを選択するべきか迷ったことはありませんか。

シャットダウンとは電源を切る機能、スリープモードとは消費電力を抑えながら動作を一時休止状態にする機能です。

どちらを使うほうが電力の節電になるのか、富士通の担当者に聞いてみました。

パソコンを頻繁に使用するならスリープモード!

「シャットダウンとスリープモード、どちらが節電になるかは、利用環境や利用シーンで異なるので一概にはいえません。ただし、こまめにパソコンを使用する人にとってはスリープモードの使用がおすすめです。

現在のノートパソコンはほとんどがSSD(記憶装置)を搭載しているので、スリープ状態から復帰するスピードが以前に比べかなり早まりした

最近ではスリープ時にメンテナンスするだけでなく、メッセージの受信や音楽再生が動作するなど、利便性が向上している機種も出てきています」

たしかにスリープ状態からのパソコン立ち上げ時間は、昔と比べてかなりスムースになったと感じます。

シャットダウンは毎日しなくてもいいのか

では、シャットダウンは毎日する必要はないのでしょうか。

「シャットダウンや起動時にはそれなりの負荷がかかるため、パソコン作業を短時間中断する場合や頻繁に使用を再開する場合は、やはりスリープモードがおすすめです。

ただし、持ち運ぶ場合やしばらく使用しない場合、1日の作業を終える際にはシャットダウンをしてください。また、パソコンの動きがよくないと感じた場合には再起動をしてくださいね」

使用シーンによってうまく使い分けるのがポイントですね。

プロが教えるバッテリーの消耗を防ぐコツ

「節電については一概にいえない」とのことですが、それではどんな使い方をすればバッテリーの消耗を防ぎ、パソコンを長持ちさせることができるのでしょうか。

「満充電の状態のまま充電をし続けたり、高温状態のまま置いていると、バッテリーの消耗スピードが早まる場合があります。

富士通のノートパソコンには、バッテリー充電状態を設定できるバッテリーユーティリティというソフトウェアを搭載しています。使用中に80%で充電を止めたり、電源オフ時に充電完了すると充電を自動で止めるように設定可能です」

充電しっぱなしが危険だとは知りませんでした!

こまめにプラグの抜き差しをしなくていいのは助かります。パソコンを大切に長く使用するために、今すぐ取り入れられるアレコレが知れました。最新の機種を活用しながら、使用頻度に応じた使い方で長く大切に使っていきましょう。


[文・構成/grape編集部]


出典

富士通

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