アーセナルに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスが、アーセナルのチームメートであるDFベン・ホワイトのイングランド代表への招集を拒否したことについて語った。イギリスメディア『BBC』が伝えている。
ホワイトは、現地時間3月17日にイングランド代表への招集を拒否したと報じられた。同選手は2022年のFIFAワールドカップカタールで途中離脱してからは、同代表ではプレーしていない。
ライスは、「彼がチームにもたらすものを考えると、代表に戻ってきてほしい」と述べたうえで、ホワイトが代表招集を拒否したことについてこう語った。
「ベン(・ホワイト)はとてもいいヤツだし、選手としても信じられないくらい素晴らしい。なにが起こっているかはわからないけど、彼は決断を下した。今はイングランド代表でプレーすることを望んでいない」
「ベンはDFとしてどこでもプレーできる才能を持っている。こういう選手はチームにとってとても重要な存在だ。彼が考えを変えることを願うよ。でも、彼がそれで満足なら僕はベンの意思を尊重したい」
ホワイトは、プレミアリーグ首位であるアーセナルの主力選手として今シーズン公式戦38試合に出場しており、そのうち33試合で先発出場している。イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督は「彼のパフォーマンスを考えれば代表でプレーする条件は満たしている」と語っていた。
また、サウスゲート監督は「エドゥ・ガスパール(アーセナルのスポーツディレクター)から代表招集を望んでいないと聞いた。その理由についてはまだわからない」ともコメントしていた。