ティモシー・シャラメ、ボブ・ディラン伝記映画を米NYで撮影する姿が目撃

現地時間2024年3月24日、ティモシー・シャラメ主演のボブ・ディランの伝記映画『A Complete Unknown』の撮影が、米ニューヨークで行われる様子が目撃された。

撮影現場からの写真や動画を見ると、黒くカールしたナチュラルなヘアスタイルのシャラメはディランそっくりで、サングラスをかけて茶色のスエードジャケットを羽織り、ブーツを履いている。タバコを片手に、彼はビンテージカーに乗り降りし、ディランを含む60年~70年代の伝説的なアーティストたちがよく滞在していたローワー・マンハッタンにあるチェルシー・ホテルの前を行き来している。

ジェームズ・マンゴールド監督の『A Complete Unknown』では、ジョーン・バエズ、故ピート・シーガー、故ウディ・ガスリーなどの実在のミュージシャンも描かれる。IMDbによると、シャラメ率いるキャストには、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、エドワード・ノートンなどが名を連ねている。

映画公開日はまだ発表されていないが、マンゴールド監督は昨年のインタビューで、シャラメが今作で自ら歌うことを認めていた。さらに彼は、「アメリカ文化における素晴らしい時代だからです」と話し、「19歳のボブ・ディランが、ポケットに2ドルほど入れてニューヨークにやってきて、3年以内には世界的なスターになったという物語です。最初はニューヨークのフォーク・ミュージック・シーンに受け入れられ、そして彼のスター性が信じられないほど上昇するとともに、そのシーンを飛び出していくんです」と当時説明していた。

また、シャラメは役作りのために、ディランの長年のマネージャーであり、『A Complete Unknown』のプロデューサーであるジェフ・ローゼンから送られてきた、12時間に及ぶディランの未発表曲を聴いたと明かしていた。ポッドキャスト『Happy Sad Confused』のジョシュ・ホロウィッツとのインタビューで、シャラメは「これは、当然のごとく多くのディラン・ファンから激怒と憤りを買うかもしれない」と冗談交じりに述べ、「金塊か何かを掴んでいるような気分だよ」と話していた。

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