奥州市、学校給食費を値上げ 増額分の財源は国交付金を充当

 岩手県の奥州市教委は2024年度、食材価格の高騰を受け学校給食費を引き上げる。小学校は年額5800円増、中学校は同6100円増だが、増額分の財源は国交付金を充て、保護者への影響はない見込み。

 改定は20年度以来4年ぶり。改定後は小学生が1食当たり300円で年額5万1900円、中学生が1食当たり349円で年額5万8200円となる。ともに提供日数は維持する。

 市は1月、新型コロナウイルス禍の物価高騰による22年度までの影響分を加味した改定額をいったん決定。その後も高騰が続いていることから、米や牛乳の単価の値上がりを反映させた額に見直し、今月13日の市学校給食運営協議会で再提案し了承を得た。

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