「敵は高校野球界の絶対王者」 神村学園、27日に大阪桐蔭戦 小田大介監督が語った狙いとは?「鍵握るのは4番正林」〈選抜高校野球〉

2回戦への意気込みを語る神村の小田大介監督=兵庫県の淡路佐野運動公園

 第96回選抜高校野球大会2回戦に挑む神村学園は、第8日第2試合(27日午前11時30分開始予定)で甲子園春夏9度制覇の大阪桐蔭と対戦する。神村は初戦で作新学院を6-3で破り、鹿児島県勢として100勝目を達成した。小田大介監督(41)に次戦の意気込みなどを聞いた。

 -初戦で県勢100勝目を挙げた。

 「歴代の先輩が築き上げてきたものに1勝を加えられてうれしい。鹿児島県の勝利数が増えていくように頑張らないといけない」

 -相手校の印象は。

 「高校野球界の絶対王者という表現が合う。警戒すべき選手は全員。誰が出てきても技量は変わらないし選手層も分厚い」

 -理想の戦い方と意気込みを。

 「作新学院同様に打力も素晴らしい。ある程度の失点は覚悟の上。ビッグイニングをつくらせないようにしたい。攻撃では先取点を大事にしたい」

 -2回戦の投手起用法は。

 「初戦で投げなかった早瀬や高木もいいボールを投げている。ベンチ入りする投手7人を総動員し、魂の継投で3失点に抑える」

 -打者として鍵になるのは。

 「4番の正林。初戦は打つべき選手が打ってくれた。正林も徹底マークされて簡単に打たせてもらえない。前後の打者が打ってつなぐのが鍵となる」

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