フラーゴラッド鹿児島【写真：@JVL】
バレーボールの国内リーグ、2023-24 V.LEAGUE DIVISION3 MEN（V3男子）のV・ファイナルステージが3月23日（土）、24日（日）の2日間にかけてさわやかアリーナ（静岡県）で行われ、V.LEAGUE初参戦のフラーゴラッド鹿児島が優勝を果たした。
V・ファイナルステージはV・レギュラーラウンド（RR）上位3チームによって行われ、RRの順位により決定した組み合わせによる1戦方式のトーナメントで優勝を決定する。
RR最終節でV・ファイナルステージ最後の1枠に滑り込んだ長野GaRonsは、RRで2度対戦し、2敗を喫している大同特殊鋼レッドスターと23日にファイナル3で激突。この試合でも大同特殊鋼に2セット連取され苦しい展開。第3セット序盤から福池凌太らの攻撃で主導権を握り1セットを奪い返した長野GRが、続く第4セットも連取しフルセットにもち込んだ。迎えた最終セット、中盤に福池のサービスエースなどでリードを広げた長野GRが逆転で勝利を収めファイナルへと進んだ。
翌24日に行われたファイナルで長野GRは、RRをわずか2敗で1位通過したF鹿児島と対戦。得点王を受賞した長友優磨が、この試合両チーム最多得点をあげたのに加えて、アタック決定率でも71.0%と、質の高い攻撃でチームをけん引し、ストレートで長野GRを下した。V.LEAGUE初参戦のシーズンでF鹿児島は優勝を成し遂げた。
また全日程終了に伴い、個人賞が決定。長友優磨（F鹿児島）が最高殊勲選手賞を受賞し、得点王、サーブ賞と合わせて個人三冠を達成した。
最終順位と個人賞は下記の通り。
＜最終順位＞
最終順位／チーム名／レギュラーラウンド勝敗（）はレギュラーラウンド順位／ポイント
優勝／フラーゴラッド鹿児島／18勝2敗（1）／52
準優勝／長野GaRons／13勝7敗（3）／37
3位／大同特殊鋼レッドスター（2）／14勝6敗／43
4位／千葉ZELVA／13勝7敗（4）／33
5位／奈良ドリーマーズ／12勝8敗（5）／37
6位／警視庁フォートファイターズ（6）／11勝9敗／34
7位／近畿クラブスフィーダ／9勝11敗（7）／26
8位／東京ヴェルディ／7勝13敗（8）／25
9位／兵庫デルフィーノ／5勝15敗（9）／15
10位／トヨタモビリティ東京スパークル（10）／5勝15敗／14
11位／福岡ウイニングスピリッツ／3勝17敗（11）／14
長友優磨（フラーゴラッド鹿児島）【写真：@JVL】
〈個人賞〉
【最高殊勲選手賞】
長友優磨（フラーゴラッド鹿児島） 初受賞
【敢闘賞】
難波宏治（長野GaRons） 初受賞
【最優秀新人賞】
山本悠平（フラーゴラッド鹿児島）
【得点王】（最多得点）
長友優磨（フラーゴラッド鹿児島） 455得点 初受賞
【スパイク賞】（アタック決定率）
山本帯刀（大同特殊鋼レッドスター） 61.3% 初受賞
【ブロック賞】（セット当たりブロック決定本数）
岡本伊武己（奈良ドリーマーズ） 0.74本 初受賞
【サーブ賞】（サーブ効果率）
長友優磨（フラーゴラッド鹿児島） 11.9% 初受賞
【サーブレシーブ賞】（サーブレシーブ成功率）
髙橋和希（奈良ドリーマーズ） 73.9% 初受賞
【フェアプレー賞】
中條立樹（長野GaRons） 初受賞
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