オリヴィア・ロドリゴ、リプロダクティブ・ライツ擁護活動をミシガン州知事が称賛「あなたの声は多くの人の心に響いている」

オリヴィア・ロドリゴは、自身の【ガッツ・ワールド・ツアー】を通して、リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)への支持を声高に訴えており、政治家たちも注目している。現地時間2024年3月23日に米ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事が、この21歳のポップ・スターをデトロイトに歓迎し、彼女の曲名を引用したダジャレ満載の動画で、体の自己決定権について発言した彼女を称賛した。

TikTokに投稿されたショート動画で、ホイットマー知事はオリヴィアに向けて、「私たちはあなたにとって良い(good 4 u)だけでなく、自分の体について十分な情報を得た上で決定する基本的な権利を信じる人なら、誰にとっても素晴らしい(州です)。あなたのように、ミシガン州民はガッツ(guts)があり、変化を推進するために声を使っています」と語りかけた。

そして、「国全体では一歩進んで三歩下がっているような感じですが(one step forward, three steps back)、ここでは、生殖の自由を後退させようとするいかなる試みに対しても、私たちは猛烈な(brutal)力で対抗してきました。私たちの自主性を脅かす時代遅れの吸血鬼(vampire)のような法を退治し、生殖医療を求める人や提供する人の保護を拡大しました。悪くないアイデアですよね?(bad idea, right?)」と、オリヴィアのスタジオ・アルバム2作、2021年の 『サワー』と2023年の『ガッツ』に収録されている楽曲のタイトルを織り交ぜながら述べた。

「オリヴィア、あなたの声は、その音楽を通じてだけでなく、その擁護活動を通じて多くの人の心に響いています。ミシガン州では、正しいことのために戦うのにかけては素人ではありません(stranger)。あなたが来てくれてこんなに嬉しいことはありません(happier)」と、知事はオリヴィアを歓迎した。

ホイットマー知事の動画は、オリヴィアが初のアリーナ・ツアーを開始した約1か月後に公開された。このツアーに合わせ、彼女は全米各地のリプロダクティブ・ライツ団体を支援するFund 4 Goodを立ち上げた。

オリヴィアは、チケットの収益の一部を世界中の中絶基金に寄付することに加え、【ガッツ・ワールド・ツアー】の各会場に、北米中絶基金全国ネットワーク(National Network of Abortion Funds in North America)の地方支部を招待し、資料テーブルを設置してもらっている。いくつかの公演では、来場者が無料でモーニングアフターピル、コンドーム、ローションを手に入れることができたが、最近になって基金はコンサート会場でこれらのアイテムの提供を中止するよう要請されたと伝えられている。

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