アルカラス、モンフィスを下して16強「彼と対戦するのは楽しい」[マイアミ・オープン]

アルカラス、サンシャイン・ダブルへ16強

現地3月25日、男子ツアー「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク2位)は、ガエル・モンフィス(フランス/同47位)を6-2、6-4で下し、ベスト16入りを果たした。

20歳のアルカラスは、前週行われた「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)で今季初タイトルを獲得。今大会も優勝すれば、2017年のロジャー・フェデラー以来のサンシャイン・ダブル達成者となる。

4年連続での出場で2年ぶりのタイトルを狙う今大会は、初戦となった2回戦で同胞のロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン/同64位)を6-2、6-1で下し、快勝で初戦突破を果たした。

迎えた3回戦では約2年ぶりの対戦となったモンフィスと対戦し、両選手とも試合を楽しむように時折笑顔を見せながらプレー。試合序盤は拮抗していたものの、第5ゲームでアルカラスの攻撃が牙をむくと、一気に流れが傾いて6-2でセットを奪う。

続く第2セットでも先に2ブレークに成功したアルカラスが5-1に。第8ゲームではモンフィスにサービスゲームを破られたものの、最後は余裕のあるサーブ&ボレーで試合を決めてストレートで4回戦進出を果たした。

試合後、アルカラスはここまでのパフォーマンスを振り返り、「自分のプレーレベル、パフォーマンスには満足している。このレベルに届かせるため、できるだけ多くの試合をこなしたいんだ。このまま続けていきたい」とコメント。「いい試合だった」とこの日の勝利も喜んだ。

また、「ガエルと対戦するのは楽しい。彼とコートを共有するのは僕にとっても素晴らしいことなんだ。2人ともいつも笑顔でいることを心がけていて、試合の時でもテニスを楽しむようにしている。そのおかげで、僕たちは良いテニス、試合をファンに届けることができる」とも述べた。

4回戦でアルカラスは、第23シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同24位)と対戦する。

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