痴漢は「未然に防ぐことが大切」 四星球・北島康雄が訴え「ライブは全然中断できます」「気にせず伝えて」

コミックバンド「四星球(すーしんちゅう)」のボーカル・北島康雄さんが2024年3月25日にXで、ライブ中に痴漢行為があったとして「絶対に痴漢はやめてください」などと強く訴えた。

「ライブ中に痴漢があったようです。気付けなくてごめんなさい」

北島さんは「痴漢行為を完全に無くしたいので拡散協力していただきたいです」として、2枚の文書を公開した。「ライブ中に痴漢があったようです。気付けなくてごめんなさい」と書き出し、

「未然に防ぐことが1番大切だと思いますので抑止力として書かせてください。最近はライブ中、カメラが回っており、動画として記録が残っています。カメラマンの方も物凄い枚数のライブ写真を撮影してくださっています。絶対に痴漢はやめてください」

と訴えた。加害者に対し、「痴漢をする人はそもそも音楽やライブが好きなわけでも、そのイベントに思い入れがあるわけでもないと思うんです。大切に思ってくれているなら痴漢なんてしないし、ライブを楽しんでいるのなら魔が差すということもないと思います」と私見。

「四星球を応援してくださっている方やライブが好きな方は、この投稿を読んでくださいますが、ライブで痴漢をする人はそれ以外のところで生きている人だと思うので、この投稿が届かないかもしれません」としつつ拡散を呼びかけ、改めて「ライブ中、カメラが回っており、動画として記録が残っています!」「そもそもライブ会場以外でも痴漢はやめてください」と強調した。

「万が一何かありましたら、ライブのことは気にせず伝えてください」

北島さんは、「ライブ会場ではありませんが、僕も痴漢に数回あったことがあります」と自身の経験を明かす。「大変怖かったことですし、女性なら尚更だと思います。あの恐怖をライブ中に経験させてしまい申し訳ないです」と被害者の気持ちを案じた上で、

「ライブは全然中断できます。お客さんが思っている以上にライブって余裕でどのタイミングでも中断できるし、立て直せるし、取り返せます。助けを求めるのはとても勇気が必要なことですが、万が一何かありましたら、ライブのことは気にせず伝えてください。(体調が悪くなったときなども同様です。)」

と呼びかけ、「未然に防ぐことが大切だと思いますので、『何かあったらすぐに助けを求める』ということを共通の認識とさせてください。スタッフさんにもしっかり見ていてもらうようにお願いします」と対策の強化を約束した。

ライブ中に被害を報告することについて「伝えづらいものですし冤罪の怖さもあります」としながら、「ライブが電車などと違うのは、痴漢をする人を除けば、そこにいる全ての人が『最高のライブを体験したい』という共通の目的を持って集まっています。つまり、痴漢をする人以外は全員が味方です」と述べる。

「ライブ会場から被害者だけではなく加害者も出したくありません」と思いを伝え、「今のようなライブができるようになるまで、みんなでコロナ禍をどんな気持ちで耐えてきたか、きっと痴漢をする人にはわからないんだと思います。なので、ライブが好きな人の中にはそういった人はいないと僕は信じたいです」と伝え、最後には「ライブ中に変態なのは四星球だけで充分です」と結んでいる。

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