動画コンテンツの倍速視聴、約5割が経験あり 3年間で10pt以上増加【クロス・マーケティング調査】

クロス・マーケティングは、「動画の倍速視聴に関する調査(2024年)」を実施。動画コンテンツの倍速視聴経験やジャンル・シーン、倍速で見ることに対する意識などを聴取し、結果を公開した。以下、一部内容を紹介する。

なお同調査における動画コンテンツとは、録画したテレビ番組やYouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixなどの動画配信サービス内のコンテンツを指す。

47.0%が倍速視聴の経験あり

まず、動画コンテンツの倍速視聴経験の有無を尋ねた。すると、47.0%が「経験あり」と答え、2021年の調査と比べて12.6ポイント増加した。男女ともに20~30代の視聴経験率が4割強~6割と高く、50~60代でも3~4割を占めていた。

倍速で視聴している動画コンテンツやシーンは?

次に、倍速で視聴している動画コンテンツについて調査。「ドラマ」「バラエティ」「YouTuberの企画動画」が上位に入った他、「ニュース・報道」「商品紹介・レビュー」「映画」などのジャンルも15%以上が倍速で視聴していると答えた。

倍速で視聴するシーンは、「休日にまとめて」と回答した人が42.2%に。次いで「平日の夜」「寝る直前」がランクインした。また他の年代と比べて20代は、「ランチを食べながら」「順番待ちの時間」「バス・電車内」などの時間にも倍速で視聴していた。

倍速視聴への意識、「倍速で見るもの・見ないものを分けている」がトップ

最後に、倍速視聴することに対する意識を調べた。すると、「倍速で見るもの・見ないものを分けている」が最も多く挙げられた。ポジティブな意見としては「自由度が上がる」「効率よくたくさん視聴できる」、ネガティブな意見では「印象が残りにくく、内容を忘れやすそう」「目や耳が疲れそう」「よく理解できない」「世界観が損なわれる」がそれぞれ10%を超えた。

特に女性の20代・30代では「効率よくたくさんの動画を視聴できる」、男性20代では「倍速で見ないと時間を損した気になりそう」「集中して視聴できる」が高くなった。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」を使用)
調査対象:全国47都道府県20~69歳の男女
調査期間:2024年3月1日(金)~3月3日(日)
有効回答数:本調査1,100サンプル

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