中国広東省東莞港と越カトライ港結ぶ定期コンテナ船が就航

中国広東省東莞港と越カトライ港結ぶ定期コンテナ船が就航

22日、コンテナを検査する黄埔税関の職員。(東莞=新華社配信)

 【新華社広州3月26日】中国広東省東莞市の東莞港とベトナム・ホーチミン市のカトライ港を結ぶコンテナ船航路が22日、開通した。中国の海運大手、中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)でコンテナ船輸送事業を統括する中遠海運集装箱運輸(コスコシッピングラインズ)傘下の新鑫海航運が運営する。

 同航路は当初2週間に1便の運航で、4日でカトライ港に到着する。冷蔵電源200個を備えた2100TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船を投入。輸入企業に対し冷蔵コンテナ輸送サービスを提供し、ベトナムの果物を良好な状態で中国まで輸送できる。

中国広東省東莞港と越カトライ港結ぶ定期コンテナ船が就航

22日、東莞港の埠頭(ふとう)で同港とベトナム・ホーチミン市のカトライ港を結ぶ定期コンテナ船を検査する黄埔税関の職員。(東莞=新華社配信)

 広東省の黄埔税関によると、中国とベトナムの貿易はここ数年、ますます盛んになっており、貨物の輸出入が増加し続けている。ベトナムは2016年以来、中国にとって東南アジア諸国連合(ASEAN)最大の貿易相手国となっている。

 統計によると、23年の東莞市の対ベトナム貿易額は前年比0.6%増の565億6千万元(1元=約21円)を超えた。(記者/壮錦)

© 新華社