「初日のサクラエビ見たら希望が持てるかな」“駿河湾の宝石”初日は「十分豊漁」の評価だが…=静岡

静岡市の特産品、サクラエビの春漁が解禁され、3月26日朝早く初競りが行われました。

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漁協は初日の水揚げを「十分豊漁」評価しましたが、今後も大丈夫なのでしょうか?

駿河湾の宝石「サクラエビ」。

水揚げで有名な静岡市清水区にある飲食店、蒲原の味処よし川では、取れたてのサクラエビを提供しています。

<蒲原の味処よし川 吉川千鶴子大女将>
「こちらがきょう取れたサクラエビです。形もいいですし、鮮度もいいですしね、本当ににきれいなサクラエビですね」

漁が解禁されたばかりの初物のサクラエビ。客の評判は上々です。

<客>
「おいしいです。なかなか蒲原でも食べれないです。それだけ貴重になったから」

近年、不漁に悩まされているサクラエビですが、地元では少し期待もあるそうで…

<蒲原の味処よし川 吉川千鶴子大女将>
「きょうの初日のサクラエビを見たら希望が持てるかなという感じ」

26日朝早く由比漁港で行われた初競り。

2024年の初日は約19トンが水揚げされて漁協は「十分豊漁」と評価していますが、気は抜けません。

2023年の春漁の初日は40トンと記録的な豊漁でした。

しかし、終わってみれば春の総水揚げは308トンと、決して多いわけではありませんでした。

<由比港漁協 大石達也専務理事>
「一大産業ですから、この地域の。しっかりと頑張って協力してやっていきたい」

春のサクラエビ漁は6月7日までですが、資源を守ることを優先するため途中で打ち切られる可能性もあるということです。

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