マッチングアプリで知り合った男に1600万円だまし取られる 恋愛感情を利用したロマンス詐欺事件か

仙台市太白区の40代女性が、マッチングアプリで知り合った男に架空のネットショッピングサイトでの取引を持ち掛けられ、現金約1600万円をだまし取られました。

警察によりますと、仙台市太白区の40代会社員女性は2月にマッチングアプリで知り合った男にSNSのチャットを通じて、「ネットショッピングのサイトに登録すれば元金無しで中間差額を稼ぐことができる」などと持ち掛けられました。

男を信用した女性は架空のサイトに登録し「アクセサリー類などの商品の注文があったら、その商品を80%の値段で仕入れてほしい」「購入者が100%の金額を払い、取引が完了すれば20%の利益になる」などと言われ、指定された口座に約1600万円を入金しました。

女性が得られた利益を出金しようとしたところ、税金の支払いを求められたことから不審に思い弁護士に相談し、被害が発覚しました。

男はやり取りの中で女性に好意を寄せている様子を示し「将来一緒に住むにはお金が必要」などといったメッセージを送っていたということで、警察は恋愛感情を利用したロマンス詐欺事件として捜査を進めています。

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