新幹線の車内でもショー!? USJの春施策がエンタメすぎた

新幹線の移動中にエルモたちのショーが楽しめる「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)による限定イベント『超家族専用車両 〜USJにつくまでだって、冒険です!〜』が3月26日、東京ー新大阪間の貸切車両で開催。その模様が報道陣に公開された。

間近でアビーとコミュニケーションを取り、笑顔となる子ども(3月26日)

■ 座席にエルモが登場、間近でダンスのレクチャー

関西圏だけでなく、全国から多くの人が訪れている同パーク。春休みやGWシーズンはファミリーや学生の来場が特に多いそうだが、今回、家族旅行における「長時間移動の退屈」問題に着目。「パークへ出発するその瞬間から、移動時間さえも楽しい時間になる体験を提供できないか」と考え、企画実施に至ったという。

たまご型のマラカスが配られ、ミュージシャンたちと一緒に音楽を楽しむ乗客ら(3月26日)

初開催となったこの日、多くの応募から選ばれた40人を乗せた新幹線が、朝10時21分に東京駅を出発。オープニングでは、トランペットやサックスなどミュージシャンの管楽器による生演奏がおこなわれ、新幹線の移動中とは思えない出来事に車内はノリノリ。『Back to the future』『Shake it off』などパークでおなじみの楽曲もあり、早くも「USJ気分」に。

その後、セサミストリートの仲間であるアビーのぬり絵をしていると、別車両からアビーご本人が登場。自分のぬり絵を褒めてくれるなどアビーの神対応を受け、驚きながらも子どもたちは「うれしい」「かわいい」と笑顔になっていた。

アビーにぬり絵を見せる子どもたち(3月26日)

その後も、現在パークで開催中の春のイースターイベントのショー『ゴー! ゴー! イースター・マーチ』でおこなわれている「たまごダンス」のレクチャーをクルーから受けていると、次はエルモとゾーイが元気よく登場。車内から歓声があがるなか、目の前でエルモが頭のうえに卵の形を作る「たまごポーズ」について教えてくれる場面も。あまりの近さに子どもだけでなく「エルモ!」と思わず声をあげるママパパの姿もあった。

神奈川県在住の親子(5歳・9歳の男の子)はお母さんが友人に教えられ今回応募したそうで、「いつも新幹線の移動では寝たり、景色を見たりしているんですけど、こんな体験ができるのはすごいですよね」と、お母さんも息子たちの楽しそうな笑顔を見ながら、非日常の時間を満喫したよう。

東京都在住の親子(3歳の男の子)も、エルモから教えてもらった「たまごダンス」が気に入ったようで、「もう踊れる、簡単!」と自信たっぷり。「ハッピーイースター!」「たまゴー!ゴー!」と言いながら、たまごポーズを連投しており、このあと行く「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の事前準備はカンペキな様子だった。

グリーティングがあり、たまごポーズで記念撮影フォトのプレゼントも(3月26日)

2回目の開催も4月20日に決定しており、3月28日まで公式サイトで応募受付中(往路+1デイ・スタジオ・パスは無料)。それ以降の実施について、春のプロジェクト統括ディレクター・伊藤英夫氏は「今回は東京ー新大阪間の2回ですが、ご好評いただいてもし今後もやっていこうということになれば、ほかの地域でもやっていきたい。抽選に外れた方にも、USJ公式SNSでダンス動画を公開してますので、移動時間にぜひ楽しんでほしいです」とコメントした。

春のイースターイベント『ユニバーサル・イースター・セレブレーション』の期間は6月30日まで。同パークではほかにも、復活した『鬼滅の刃XRライド ~夢を駆ける無限列車~』や『ユニバーサル・クールジャパン 2024』、常設アトラクション『名探偵コナン 4−Dライブ・ショー ~星空の宝石(ジュエル)~』など盛りだくさんとなっている。

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