愛犬の食費が毎月「3万円」という友人…!今どきそれが普通なのでしょうか?

愛犬にかける費用の内訳

犬を飼っている家庭は、何にお金を使っているのかが気になる方もいらっしゃるでしょう。アニコム損害保険株式会社が実施した2023年の「ペットにかける年間支出調査」では、愛犬にかける費用は、年間で平均33万8623円とのことです。愛犬にかける費用の主な内訳は、以下の通りです。

__●ケガや病気の治療費
●フード・おやつ
●シャンプー・カット・トリミング料
●ペット保険料
●ワクチン・健康診断等の予防費
●光熱費(飼育に伴う追加分)
●交通費
●日用品
●洋服__

このなかでも多くの割合を占めるものが、「ケガや病気の治療費」と「フード・おやつ」であることが分かりました。ただ、愛犬にお金をかけるポイントは、家庭によってもさまざまでしょう。

愛犬の食費事情

次は、愛犬にかける費用で、多くの割合を占めていた「食費」について、詳しく見てみましょう。

株式会社モデル百貨が運営する「MoneyGeek」が実施した調査によると、愛犬の食費にかける費用は、月に平均7807円(主食代:5130円、おやつ代:2677円)とのことです。さらに犬のサイズによっても、費用には差があるようです。

犬にかかる食費は、サイズによって、以下のように大まかに分類できます。

__●小型犬:6107円
●中型犬:7119円
●大型犬:1万195円__

愛犬が大きくなるにしたがって、食費も高くなっていることが分かります。

また、主食のドッグフードの種類には「ドライタイプ」や「ウェットタイプ」など、多種多様にあります。ドライタイプを与えている方は71%であり、月に3878円(全種平均)とのことです。対してウェットタイプは8%で、月に5284円と、割合は少ないものの、月の食費は高い傾向にあります。

なかには、健康を考えて手作りごはんを与えている家庭や、療法食を選択している家庭も見られました。

ドッグフードに使われている食材や用途(シニア向け、体重管理用、アレルギー用)などによって、価格にも差があります。とくに療法食(腎臓ケア食や低糖質食など)や、無添加にこだわっているドッグフードなどは、高価な傾向にあるようです。なかには、食費で3万円以上かかる家庭もあるかもしれません。

ドッグフードの種類によって食費には差が出る

愛犬にかかる食費は、平均7807円(おやつ代込み)であることが分かりました。ただし、サイズや与える食事によっても、かかる費用は異なります。

食材にこだわったり療法食を与えていたりすると、食費は高くなる可能性もあるでしょう。家庭によっては、月に3万円以上かかるケースもあるかもしれません。

愛犬にどれほどお金をかけるかは、人によってさまざまですので、一概に飼育費がいくらかかるとは言い切れないといえます。

出典

アニコム損害保険株式会社 2023最新版 ペットにかける年間支出調査
株式会社モデル百貨 MoneyGeek 犬の1カ月の食費は平均7,807円!一生で138万2,776円かかる

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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