ドリブル特化で「個人戦術を教えていきたい」。スクールコーチ就任の松井大輔、指導ビジョンに遠藤保仁は「アリやと思う」

2023年シーズン限りで現役を退いた松井大輔氏は、今年4月から古巣の横浜FCでサッカースクールのコーチに就任。「対人強化クラス」を担当する。

クラブの公式サイトを通じて、松井氏は「自分が日本代表や海外リーグで得た経験を次世代を担う子どもたちへ伝えていくことで、日本サッカー界や横浜FCの更なる発展や強化に貢献できればと思います」と意気込みを伝える。

「『あの選手は松井大輔が育てた!』そんな選手が一人でも多く、世界を舞台に活躍してくれるよう自分の持てるものすべてを指導に注ぎたい」

現役時代は名ドリブラーで鳴らした松井氏。Jリーグはもちろん、フランスのリーグ・アンなど欧州の舞台やワールドカップでも、抜群のテクニックで多くのファン・サポーターを魅了した。

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今後は後進の育成にあたる。DAZN配信の『遠藤保仁 引退特番 ~走り続けた26年の記録~』で遠藤氏と対談した松井氏は、「あなたが描く自身の未来」というテーマで、指導者としてのビジョンを次のように語っている。

「ドリブル特化型の(スクールをやる)。個人に向けたというか、だんだん、アメリカンフットじゃないですけど、アタッカーコーチ、ミッドフィルダーコーチ、ディフェンスコーチ、キーパーコーチと、近年はたぶん、そういうふうになっていくと思っているので。

僕は、サイドだったり、中盤の、対人のところですね。個人戦術と言われるところを、サッカースクールだったり、いろんなJリーグのところで教えることができればいいなと思っています」

松井氏の新たなチャレンジに、遠藤氏も「アリやと思う」とコメントした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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