シフィオンテク、ガウフが4回戦で敗れる
現地3月25日、女子ツアー「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)シングルス4回戦が行われ、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク1位)と第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)が敗戦。上位3シードが大会から姿を消した。
前週行われた「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)を制し、1996年のシュテフィ・グラフ氏以来となる女子2人目のサンシャイン・ダブルを狙ったシフィオンテクは、第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(同16位)と対戦。
試合開始早々にブレークを許したシフィオンテクは、リターンゲームでアレクサンドロワにプレッシャーをかけていくも、あと1本が遠くブレークできない。4-6で第1セットを落とすと、第2セットではチャンスを握れず。1-0から5ゲームを連取されてリードを広げられると、そのまま挽回できず2-6とストレートで敗れた。
完敗を喫したシフィオンテクは、「マイアミではもっといいプレーができると思っていたからがっかりしている。でも、彼女はいいプレーをした」と述べている。
今季2度目のトップ10撃破となったアレクサンドロワは、準々決勝で第5シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同5位)と対戦する。
また、大坂なおみ(フリー/同229位)らを破って勝ち上がった第23シードのキャロライン・ガルシア(フランス/同27位)と対戦した第3シードのガウフも厳しい戦いを強いられた。
第1セット、今季ツアーのエース獲得数で3位に入っているガルシアから、ガウフはブレークポイントを握ることができずに3-6でセットを失う。第2セットでは、ガルシアのファーストサーブの確率が30%台にダウン。5ゲームを連取しセットを奪い返したが、最終セットでは第1ゲームで4度のブレークポイントを生かしきれずに、ガウフは2度のブレークを許して2-6とフルセットの末に敗れた。
ガウフは、「試合はアップダウンの激しいものだった。彼女(ガルシア)はアグレッシブにプレーしてきた」と悔しさを口に。タフな敗戦としながらも「ポジティブな点はサーブ。今日は何度もブレークされたけどサーブのせいではない。これからも改善できる」とレベルアップしていきたいとした。これにより3回戦で敗れた第2シードのアリーナ・サバレンカ(同2位)も含めて上位3シードが8強に残れなかった。
早期敗退が続いていたガルシアにとって今季初の8強入り。準々決勝ではダニエル・コリンズ(アメリカ/同53位)と対戦する。
そのほか、準々決勝では第4シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン/同4位)と第8シードのマリア・サッカリー(ギリシャ/同9位)、第27シードのビクトリア・アザレンカ(同32位)がユリア・プチンツェワ(カザフスタン/同68位)と対戦する。