高松港の「特定港湾」指定に市民団体が抗議行動 県は国に受け入れると文書で回答

防衛力の強化を目的にした国の「特定利用空港・港湾」指定について、香川県が、25日、受け入れを表明したことに対し、市民団体が高松港の指定に合意しないよう県に訴えました。

「明るい民主県政をきずく香川県連絡会」のメンバーら約40人が、「高松港の軍港化反対」などと書かれたプラカードを掲げ抗議しました。

「特定利用空港・港湾」は、有事に備えて自衛隊や海上保安庁が平時から、訓練などに円滑に利用できるようにするものです。

池田知事は高松港の指定について25日、受け入れを表明し、「今回は、平時の利用を定めるもので攻撃対象になるなどの危険性が増すことはない」と説明しました。

参加者は、「平時と有事に境目はあるのか」「今回の指定で平時から有事への移行がスムーズになるのではないか」などと訴え、指定に合意しないよう求める抗議文を県に提出しました。

(明るい民主県政をきずく香川県連絡会/小早川加代子 共同代表)
「この軍港化を阻止して反対していきたいと思っている」

26日夕方、県は、国に対して受け入れると文書で回答しました。

© 株式会社瀬戸内海放送