福音館書店「こどものとも」70周年記念で全45冊の“世界の昔話”を刊行 第1弾は「アジア・南米」セット

福音館書店から、世界の昔話を集めた「こどものとも 世界昔ばなしの旅セット(15冊)」が2024年4月1日(月)に刊行される。本セットは、世界の昔話絵本全45冊を15冊ずつのセットにして、3年かけて刊行していく企画の第1弾だ。

1956年に創刊された月刊絵本「こどものとも」は、「一冊の本の中に一つの物語」というコンセプトのもと、65年以上にわたって毎月新しい絵本を届け続けてきた。その長い歴史の中で、『ぐりとぐら』『おおきなかぶ』などの物語絵本に加え、世界各国の昔話を絵本にして刊行し続けており、その数はこれまでに60点以上に及ぶ。

今回、2026年に「こどものとも」が創刊70周年を迎えるにあたり、世界の昔話絵本全45冊を15冊ずつのセットにして、3年かけて毎年1セットが刊行される。第一弾、第二弾は、1997年に刊行して好評だったセットの復刻版で、2026年刊行予定の第三弾は、今回新たに選書し新セットとして刊行される。

第一弾はアジア・南米などの地域で親しまれるおはなしを15冊収録したセット。インドの大昔の物語「ラーマーヤナ」から『おひさまを ほしがった ハヌマン』や、北米先住民の創世神話の『カガカガ』など、「こどものとも」シリーズの物語として長い間親しまれてきたものばかりだ。

長い歳月をかけ、人々の口で語られ耳で聞くことで伝承されてきた昔話は、人生において大切な価値観や知恵がしっかりと織り込まれつつ、子どもたちにも受け止めやすい形になっている。福音館書店から刊行の名作絵本の数々をぜひチェックしてみよう。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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