各銀行が預金金利を引き上げ。メガバンクや地銀の動向。さらなる金利増の可能性は?

3月19日、日銀は2016年から導入していたマイナス金利政策を解除しました。

マイナス金利政策の解除によって、各銀行が預金金利の引き上げを進めています。

この記事では、預金金利を引き上げた銀行の最新情報について解説します。

各銀行の金利引き上げ

各銀行で預金金利が引き上げされるのか、それぞれ確認します。

都市銀行

都市銀行では、普通預金金利を年0.001%から年0.02%に引き上げます。

  • 三菱UFJ銀行:2024年3月21日から適用
  • 三井住友銀行:2024年4月1日から適用
  • みずほ銀行:2024年4月1日から適用
  • りそな銀行:2024年4月1日から適用

適用時期についてはそれぞれ異なりますが、すべての都市銀行で足並みがそろいました。

信託銀行

信託銀行では、2024年3月25日から三井住友信託銀行が普通預金の金利を年0.001%から年0.02%に引き上げました。

今後、ほかの信託銀行でも金利を引き上げる可能性があるので、追加の情報発表を待ちましょう。

ネット銀行

ネット銀行でも、預金金利の引き上げを発表しています。

SBI新生銀行とPayPay銀行は、預金金利を0.03%へ引き上げます。

  • SBI新生銀行:2024年3月21日から適用
  • PayPay銀行:2024年4月1日から適用

ほかのネット銀行でも預金金利が引き上げられることが予想されます。

地方銀行

地方銀行も、都市銀行の金利引き上げに追随して預金金利の引き上げを発表しています。

預金金利を年0.02%へ引き上げる地方銀行は、以下の通りです。

  • 北海道銀行:2024年4月1日から適用
  • 岩手銀行:2024年3月20日から適用
  • 北日本銀行:2024年3月20日から適用
  • 東北銀行:2024年3月14日から適用
  • 横浜銀行:2024年3月21日から適用
  • 神奈川銀行:2024年3月21日から適用
  • 北陸銀行:2024年3月21日から適用
  • 名古屋銀行:2024年4月1日から適用
  • 愛知銀行:2024年4月1日から適用

地方銀行は、都市銀行との差別化を図るために、年0.02%より高い金利を設定する可能性もあります。

4月はキャンペーンなどの優遇策にも注目

預金金利の引き上げは、マイナス金利政策を始めた2016年以来となります。

年0.001%から20倍となる年0.02%に引き上げられると、100万円の預金で得られる利息が、10円から200円に増えます。

各銀行は、新成人や新社会人の顧客開拓を目的に、預金金利の引き上げやキャンペーンを展開する見通しです。

新生活に向けて、どのようなキャンペーンを各銀行が展開するのか、引き続き注目しましょう。

あわせて読みたい

おすすめの貯蓄方法ランキング!効率よくお金を貯めるポイントを解説

© 株式会社ウェブクルー