広島県大竹市で大規模な落石があり、国道と県道の一部が通行止めとなっています。
落石があったのは、大竹市防鹿の県道乙瀬小方線です。
広島県によりますと、25日午後10時50分頃、警察から県西部建設事務所廿日市支所に対し、「斜面から落石があった」と連絡がありました。
落石は比較的大きなものが4つ確認されていて、最も大きい岩は縦2メートル、横1.3メートル、厚さ0.8メートルだということです。
この落石に伴う事故やけが人は確認されていません。
落石の影響で、現場の県道と、並行している国道186号は25日午後11時頃から通行止めとなっています。
県が26日に現地調査を行ったところ、斜面で不安定な石が見つかり、さらなる落石の危険性があることから、26日午後6時の時点で岩石の撤去作業に着手できていません。このため、国道と県道の通行止め解除の見通しは立っていないということです。
大竹市によりますと、大竹市と山口県岩国市が共同運行している坂上線バスは、通行止めが解除されるまで運行を見合わせる予定です。