私立幼稚園の教諭15人中13人が一斉退職へ 勤務時間や時間外手当など納得できず 県が聞き取り調査=静岡・焼津市【独自】

静岡県焼津市の私立幼稚園で在籍する幼稚園教諭13人が3月末をもって一斉退職することが、静岡県への取材でわかりました。園は新たに職員を採用し、4月以降も運営を継続する方針です。

幼稚園教諭の大半が一斉退職するのは、焼津市内にある私立幼稚園です。幼稚園は学校法人が運営する私立の幼稚園で、静岡県によりますと在籍する幼稚園教諭15人のうち、13人が3月末で退職する意向を示しているということです。

静岡県によりますと主な退職理由は、勤務時間や時間外手当などの労働条件について教諭側が納得できないためだということです。

園は3月24日、保護者説明会を実施していて、4月以降は新たに採用した9人の教諭を補充し、運営を継続する方針です。県は園が4月以降も基準を満たす人数の教諭が確保できていることを確認していますが、4月以降、あらためて聞き取りを行い、運営状況が適切か確認していく方針です。

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