名古屋市教育委員会の金品授受問題 幹部の1人が異動で別ポストに 人事承認担当から外れる

テレビ愛知

名古屋市教育委員会が複数の教員団体から校長や教頭などの推薦名簿とともに金品を受け取っていた問題で、人事権を持つ教育委員会のナンバー3が2024年4月の人事異動で解任されることが明らかになりました。

解任されるのは市教委のナンバー3で、学校づくり推進監の男性です。教職員の人事の承認業務を担っていた1人で、教員団体から市教委の教職員課を通じ、200万円以上の金品を受け取っていました。

名古屋市教育委員会によりますと、処分ではなく金品の授受を受けての異動だということです。男性は教育委員会事務局内に新たに設けられる職員研修の企画などを担う局長級のポストに就く予定で、これまで担当していた人事の承認業務は行いません。

また長年にわたり教員団体から金品が渡っていた教職員課の現課長と、歴代の課長経験者も異動します。

名古屋市教委は金品授受の調査チームの結論が出次第、改めて厳正な処分をするとしています。

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