広島県福山市は2024年度、福山城東側の公園を新たな憩いの空間へ再整備します。
再整備するのは、JR福山駅から北へ歩いて5分ほどの位置にある丸之内公園です。丸之内公園の敷地およそ3300平方メートルには市営のプールがありました。老朽化で2021年に解体され、いまではさら地になっています。
福山放送局 内田博文 記者
「ここは福山城東側にあるプールの跡地です。ここが憩いの空間へと変わります。北東から南西にかけて小川がひかれ、そして、わたしが立っているこの位置まで天然芝が広がるということです」
天然芝ではピクニックなどの利用を想定しています。小川などを設けることで、かつてプールだった名残りを残すほか、あずまやで休憩したり、小高い丘を設け、福山城を望める仕組みにしています。
工事は2024年度中に着工し、2026年度の完成を予定しています。
この公園の完成に伴って、福山城二之丸東側にある老朽化した遊具を撤去する方針です。国の史跡内であるため新たな遊具を作ることはないということです。
福山市 公園緑地課 田辺尚史 課長
「水に触れていただいて、にぎわいを感じる方とか、福山城を身近に感じていただいたりとかで、ゆっくりと時間を過ごしていただければと思います」
レジャー施設としてにぎわったプールが再び多くの家族連れでにぎわう日が訪れそうです。