タイ市場、中国EVが攻勢 先行の日系と展示内容拮抗

26日、バンコク国際モーターショーでホンダが発表した電気自動車(EV)(共同)

 【バンコク共同】日本の自動車産業の生産拠点が集積するタイで26日、自動車展示会「バンコク国際モーターショー」が報道陣向けに公開された。電気自動車(EV)が主役で、攻勢をかける中国勢に比べ出遅れ気味の日本勢も現地生産や新規事業を相次ぎ発表し、対抗する構えを示した。

 中国勢は少なくとも8社が出展。過去最大の展示規模となり、長く現地に根付き圧倒してきた日本勢と展示スペースなどで拮抗するまでにその存在感を高めている。

 トヨタ自動車は現地で需要が強いピックアップトラックのEVの量産を来年末までに開始すると発表。ハイブリッド車(HV)の品ぞろえを広げてシェア1位を維持している。

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