川勝知事「どれを議論するか分かっているので粛々と スピーディーに」リニア専門部会でJR東海と対話継続へ

静岡県の川勝平太知事は3月26日、リニア中央新幹線の工事に伴う水資源対策や環境保全について、4月にも静岡県の専門部会を開き、残されている課題を議論すると話しました。国の新たなモニタリング会議が動き出しましたが、静岡県としても、JR東海と対話を続ける姿勢を強調した形です。

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<静岡県 川勝平太知事>
「残されている課題について、どれを議論するか分かっているので、これはモニタリングにも関わることだと思うので粛々と、しかし、スピーディーに進めていく」

川勝知事が26日の定例会見で、迅速に進めると強調したのは、静岡県の専門部会の議論です。

リニア中央新幹線のトンネル工事をめぐっては、静岡県は水資源対策や環境保全に関する専門部会を開き、JR東海と議論を続けてきました。一方、国は2月末にJR東海の水資源や環境保全への対策を確認するための新たなモニタリング会議を立ち上げました。

<静岡県 川勝平太知事>
「政府の、国交省の代理として事業計画をみながら、モニターをしていくというお目付け役の役割は極めて大きい」

川勝知事は、4月にも静岡県の専門部会を開くと話し、JR東海との議論について、国のモニタリング会議に滞りなく報告していくとしました。

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