「観光業の催しかと思った」フェリーが厳島神社の大鳥居付近で座礁 異常アラームが鳴り乗客が降りた後 試運転中に浅瀬に乗り上げ【動画ニュース】

宮島のフェリーが大鳥居付近で乗り上げ動けなくなっています。事故当時、フェリーは試運転中だったということです。

米田健太郎記者
「船が鳥居付近に乗り上げていて普段は見えない底の方まで見えています」

広島海上保安部によりますと、午後1時過ぎ、JR西日本宮島フェリーから「ななうら丸が宮島鳥居付近で乗り上げた」と118番通報がありました。

JR西日本宮島フェリーによりますと、ななうら丸は宮島桟橋で異常を知らせるアラームが鳴ったため、安全点検を実施するために乗客を降ろした後、航路外で試運転中だったということです。

観光客
「びっくりしたの一言。観光業の催し物かと思った」
宮島で勤務している人
「工場で作業をしていたが、目の前に船が近くに見えてビックリした。二度見した。初めて見た」

フェリーに乗っていた船長を含む4人にけがはなく、油の流出もないということです。

広島海上保安部によりますと、フェリー内で乗組員に聞き取り調査を始め、座礁から約7時間後に離礁し、午後8時20分ごろに宮島桟橋につきました。浸水などの被害は確認されていませんが、27日午前中からJR西日本宮島フェリーが手配したダイバーが海中に潜り、損傷状況などを確認するということです

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