新スタジアム「同じ金をかけて清水駅東口に移転した場合 社会的効果大きい」行政負担は150億円 不足分は民間投資募る考え=静岡市  

サッカーJ2清水エスパルスの新たなホームとなるスタジアム構想について、静岡市の難波喬司市長は、市の負担額は約150億円規模を想定していると明らかにしました。

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<静岡市 難波喬司市長>
「掛ける金額が同じで、より投資効果が高い方に持っていきたいと思っています」

静岡市の難波市長が3月26日に行われた定例会見の中で、見解を示したのは清水エスパルスの本拠地となる新たなスタジアム構想の事業規模です。

静岡市は、JR清水駅東口のエネオスが所有する土地を有力な候補地として調査を進める一方で、現在使用しているIAIスタジアム日本平の改修案についても検討してきました。

26日までにまとめられた最終報告では、IAIスタジアム日本平の大規模な改修には、148億円の費用が掛かると算出。JR清水駅東口に新設した場合でも、市の負担は同規模を想定していると発表しました。

<静岡市 難波喬司市長>
「いまのIAIスタジアム日本平を改修をするか、ですね。改修をした場合は街づくりの効果は、いまと同じになりますが、同じ金額をかけて(JR清水駅)東口に移転した場合は街づくりとしての効果は非常に大きくなりますから、こちらの方が社会的な効果は大きい」

一方で、難波市長は「JR清水駅東口への建設は、148億円ではできない。民間投資が必要不可欠」と民間との連携を強調しました。静岡市は、今後も民間投資を募り、1年以内には新設か改修か、結論を出したい考えです。

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