四国中央市の篠原市長が今秋引退の意向 「市の大型事業に一定のめど」

篠原実氏

 愛媛県四国中央市の篠原実市長(74)=無所属=が今年秋の市議選をめどに引退する意向であることが26日、分かった。現在は3期目で任期満了は2025年4月27日。篠原市長は、任期途中での引退の理由に川之江地域の埋め立てといった市の大型事業に一定の見通しがたったことなどを挙げ、選挙経費削減のため今年11月27日に任期満了となる市議選と同時選とする意向を示した。9月定例議会で正式に引退を表明する方針。

 篠原市長は、埋め立て事業に加えて中核病院整備などの市に関連する大型事業に一定のめどがたったことなどを受け、就任から10年の節目での引退を決めたと説明。体調面も考慮したとみられる。

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