センバツ 常総学院、8強入り懸け闘志 27日、報徳学園戦 「楽しみながらプレー」

室内練習場で守備練習する常総学院の若林主将(中央)=兵庫県淡路市内

■室内練習場で調整

選抜高校野球大会第8日の27日に2回戦に挑む茨城県の常総学院は26日、兵庫県淡路市内の室内練習場で調整を図った。前回準優勝の報徳学園(兵庫)との8強入りを懸けた戦いへ、若林佑真主将(3年)は「強敵だが同じ高校生。勝てない相手ではない。楽しみながらプレーする」と闘志を燃やした。

同日は天候不良のため、当初予定されていた球場での練習を変更して室内練習場で約2時間の調整を行った。

報徳学園は強力な右の二枚看板を擁する。間木歩(3年)は140キロ台中盤の直球と多彩な変化球を操り、188センチの今朝丸裕喜(同)は150キロ超の直球が武器。

選手たちは両右腕への対策として、マシンと打撃投手で速球と変化球に対応する打撃練習に取り組んだ。低反発バットの導入でさらに小技の重要性も増すことから、最後は全員が見つめる状況の中で一人一人がバント練習を行った。守備練習では内外野の連係などを丁寧に確認。投手陣はキャッチボールの後にストレッチを行うなど軽めの調整で試合に備えた。

練習前のミーティングでは、初戦の反省も踏まえ「見極めを徹底していこう」「センター方向を意識した打撃を」などと意見を交わしていた。

25日の初戦で、一回の先頭打者で二塁打を放った丸山隼人(同)は「好投手で簡単には打てないと思うが、1番打者としての役割を果たしたい」と意気込んだ。

26日の天候不良により、予定されていた2回戦1試合が27日にずれ込み、常総学院の試合は第3試合から第4試合(午後4時開始予定)に変更となった。

練習前のミーティングで意見を交わす選手たち=兵庫県淡路市内

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