大型総合ディスカウントストア「MEGA(メガ)ドン・キホーテ ガーラタウン青森店」が26日、青森市西部のショッピングセンター「ガーラタウン」A棟にオープンした。同店は県内のドン・キホーテとしては初めて生鮮食品を取り扱う業態。午前8時の開店前から600人以上が列を作り、初日から多くの買い物客でにぎわった。
ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、本社東京)によると、同店は約1900坪の売り場に約10万点の商品が並ぶ。年間来客数は120万人を見込む。
地域密着型の店舗を目指す同店は、県産ニンニクをはじめ、リンゴジュースや南部せんべいなど県産品の販売にも力を入れている。納豆・豆腐などの大豆製品は、地場メーカーの商品を積極的に取り入れている。
同店の中村英人店長は「想定していた倍以上の客が並び驚いた。市内外の多くの人に利用してほしい」と話した。
姉妹で訪れた青森市の介護士・天内瀬菜さん(30)は「どの商品も種類豊富で見応えが抜群。どんどん利用したい」、近くに住む同市の主婦・小野百子さん(72)は「マエダがなくなり買い物に困っていた。大きな店ができてくれてありがたい」と話した。
ガーラタウンA棟はスーパーのマエダが核テナントとして入居していたが、2023年5月に閉店していた。今月20日にはガーラタウン内に新たなシネマコンプレックス(複合映画館)「イオンシネマ新青森」がオープンしており、同市西部地区の活性化が期待されている。