横浜・中2いじめ自殺、再調査や関係者の処分要求 山中市長への申し入れ、市会で採択

いじめ自死事案を受け、対応過程の徹底した再調査などを求める申し入れを採択した市会運営委員会=26日、横浜市会議事堂

 横浜市立中学校2年の女子生徒が2020年3月、いじめを苦に自殺した問題で、市会運営委員会は26日、山中竹春市長に対し学校と市教育委員会の対応過程に関する再調査や関係者の処分などを求める申し入れを採択した。

 22日の予算特別委員会総合審査で、井上桜氏(無所属)が鯉渕信也教育長に対する市会としての対応を求めたため、運営委で内容を議論した。

 申し入れでは、鯉渕教育長の任命権者である山中市長に対し、▽学校と市教委の対応過程の徹底した再調査と教育長・職員の処分▽他の自死事案の点検▽先の2項目の結果といじめの重大な事案が発生した場合の早期報告▽いじめによる自死が二度と起こらない教育委員会と学校現場をつくりあげる-の4点を求める。

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