ゲームでは世界最強レベルだった「レジェンド選手」9名

世界で最もデータ量が多いと言われるゲーム「フットボールマネージャー」シリーズ。プロサッカー選手にも愛好者がおり、スカウトも参考にするというほど様々なリーグが再現されている。

今回は『Planet Football』から「フットボールマネージャーシリーズで最強クラスに成長した選手でありながら、現実世界ではブレイクしなかった者」をピックアップした。

アンドレアス・コルネリウス

現所属:コペンハーゲン

国籍:デンマーク

コペンハーゲンの下部組織で育った大型ストライカー。フットボールマネージャー14では4-2-3-1のワントップとして理想的なキャラクターとして多くのユーザーに愛され、数多くのゴールをもたらしてくれたはずだ。

現実世界においては、コペンハーゲン以外ではなかなか活躍することができず、豊かな才能を開花させることはなかった。アタランタやボルドー、パルマ、トラブゾンスポルなどでプレーしたあと、2022年に古巣コペンハーゲンへと戻っている。

エデル・バランタ

現所属:クルブ・ブルッヘ

国籍:コロンビア

フットボールマネージャーの歴史上でも最も「無名ながら強烈な伸びを見せる若手」と言えるコロンビア人センターバック。2014年版ではほとんどのユーザーが彼の獲得を経験したはずだ。

ポール・ポグバ、マルキーニョスと並んでポテンシャル最高の選手だった彼は、リーベル・プレートで活躍したあとバーゼル、クルブ・ブルッヘ、そしてシャルケ04でのプレーを経験した。決して伸びなかったわけではないが、フットボールマネージャーではファン・ダイクのような存在だった。

マルコ・マリン

現所属:引退

国籍:ドイツ

ヴェルダー・ブレーメン時代には驚異的なドリブルを見せていた「ドイツのメッシ」。2012年に若くしてチェルシーへと引き抜かれてプレミアリーグに挑戦したが、それが残念ながら彼にとっては成功への道ではなかった。

最終的には12ものクラブを渡り歩く流浪のキャリアを歩み、2022年に現役を引退。しかし2012年の段階でのドリブル能力を見れば、どんなスカウトも彼の獲得を熱望したことだろう。

セバスティアン・ドリウッシ

現所属:オースティンFC

国籍:アルゼンチン

リーベル・プレートで驚異的な成績を収めたセバスティアン・ドリウッシ。2017年にはロシアリーグのゼニト・サンクトペテルブルクが1500万ユーロで彼を獲得して大きな話題になった。最初の数シーズンはなかなかの成績を収めたが、その後調子を落として2021年夏に退団し、28歳の現在はアメリカのオースティンFCに所属。

フットボールマネージャーに若きアタッカーとして登場したときの彼はまさに「次なるメッシ」であった。残念ながらその期待ほどの成長は見せられなかったが、MLSではオールスターゲームに選ばれるなどスターの1人に。

ラザール・マルコヴィッチ

現所属:ガジアンテップスポル

国籍:セルビア

2010年代の初頭にフットボールマネージャーをプレーしたユーザーは、誰もがマルコヴィッチを獲得したはずだ。パルチザン・ベオグラードでデビューした驚異的な少年は、アリエン・ロッベンとフランク・リベリを合わせたような選手に成長した。

実際2014年にリヴァプールが彼を獲得したときにはそのような未来が待っているかに思えたが、それからはあらゆる点で下り坂に。ローン移籍を繰り返し、なかなか成功を収められず、長く苦しいシーズンを過ごした。現在はトルコリーグでプレー。

フアン・イトゥルベ

現所属:セロ・ポルテーニョ

国籍:パラグアイ

パラグアイ出身のウインガーは、フットボールマネージャーにおいて伝説的なインサイドフォワードだった。素晴らしいドリブル能力とスピードとフィニッシュを備え、ゴールを量産する選手だった。

エラス・ヴェローナでの活躍から2200万ユーロでローマに引き抜かれたころに期待は頂点に高まったが、それからの飛躍は見られなかった。ローン移籍で所属したメキシコへと新天地を求め、ギリシャ、ブラジルを経て母国パラグアイに戻っている。

セルジ・サンペール

現所属:FCアンドラ

国籍:スペイン

かつて「次なるセルヒオ・ブスケツ」と呼ばれたサンペール。2014年から2018年ごろのフットボールマネージャーでは低価格かつ最高レベルのアンカーに成長するタレントとしてユーザーに愛された。

ただ怪我を繰り返したこともあってバルセロナでは成功できず、若くして日本のヴィッセル神戸へ移籍。そして現在はジェラール・ピケが経営しているFCアンドラに所属している。

ジョナタン・カジェリ

現所属:サンパウロ

国籍:アルゼンチン

若くしてボカ・ジュニオルスのエースストライカーとなったジョナタン・カジェリは、アルゼンチンの五輪代表でも主力を担い、2016年のオリンピックに出場。その年はコパ・リベルタドーレスでも得点王になった。

「現代のガブリエル・バティストゥータ」だと話題を集め、フットボールマネージャーでは世界最高クラスのストライカーに成長した。ただ、現実世界においてはヨーロッパであまり成功できず、現在はブラジルリーグのサンパウロで活躍している。

カルロス・フィエロ

現所属:レオネス・ネグロス

国籍:メキシコ

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フットボールマネージャー2012において「世界最高のストライカー」だったカルロス・フィエロ。当時19歳であった彼は猛烈なスピードと最高のオフ・ザ・ボールを持ち、ペナルティエリアにおけるキラーであった。

とはいえ、現実の彼はグアダラハラで200試合近くに出場しながら20ゴールしか決められず、メキシコ代表に入ることもなかった。2011年のU-17ワールドカップを制覇した彼は、現在母国の2部リーグでプレーしている。

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